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Channel: Rafu Shimpo
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由紀さおり、晴れ舞台で熱唱:ハリウッドボウルデビュー

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 歌手の由紀さおりが19日夜、ハリウッドボウルで開かれた米ジャズアンサンブル「ピンク・マルティーニ」の公演にゲスト参加し、「ハリウッドボウルデビュー」を果たした。念願の晴れ舞台で、「夕月」と「Puff the Magic Dragon」の2曲を日本語で感情を込めて熱唱し、拍手喝采を浴びた。  由紀は、ピンク・マルティーニのリーダーから「『スキヤキ』を歌った坂本九以来初めて、アメリカのビルボードに名を連ねた日本人で、ハリウッドボウルデビューを果たした日本の『バーブラ・ストライサンド』です」と紹介され、大きな拍手の中、颯爽と登場しステージに上がった。最初に夕月を歌ったが、日本語の歌詞の意味が伝わらないため、由紀は悲しく、切ない恋の終わりを辛い表情を浮かべて表し、聴衆の心をとらえた。  曲の合間には、英語で堂々と「日本から来たサオリ・ユキです」と自己紹介。「ハリウッドボウルで歌えて光栄で今夜はベリー、ベリーハッピー」と、檜舞台を踏んだ喜びを素直に表現した。2年前に発表し、ピンクマティーニとコラボレートして世界的にヒットしたアルバム「1969」をすかさず宣伝し会場を笑いで包むと、決めのポーズ(口を大きく開けて、手を広げ、一本足で立つ)で、おどけて見せるなど、「コメディアン」としての本領も発揮した。  「Puff the Magic Dragon」は、米国人の誰もが知っている。親近感のある曲だけに一小節を英語で歌うと、釣られて手拍子と合唱が自然に沸き起こり、会場は一体となった。2曲を歌い上げ、大きな拍手と歓声に満面の笑みで応え、ハリウッドボウルデビューを飾った。由紀は、3夜連続でハリウッドボウルで歌った。【永田潤、写真も】

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