ロサンゼルス国際空港(LAX)の西、プラヤ・デル・レイにあるドックウェイラー・ステート・ビーチで19日、アシカの赤ちゃんが何者かに連れ去られ、「動物の倫理的扱いを求める人々の会(PETA)」は22日、5000ドルの報奨金をかけ、犯人逮捕につながる情報を求めている。 ロサンゼルス郡シェリフ局によると、19日午前3時半頃、20代半ばと見られる男性2人と女性2人がビーチでアシカの赤ちゃんを連れ去った。 目撃者の証言によると、4人は2頭のアシカの赤ちゃんに石やコンクリートブロックを投げるなどしていじめた後、1頭をブランケットに包み抱え上げ、車に乗せて南方のビスタ・デル・マー方面に向かって走り去ったという。4人は黒色のホンダシビックに乗っていたという。別の1頭は、近くの茂みにいたところを保護された。 アシカを捕獲した場合、最高で1万ドルの罰金または1年の禁固刑が科せられる。 現在までのところ、犯人グループは逮捕されていない。 南カリフォルニア地区の海岸では、今年に入り大量のアシカが目撃されている。その多くが赤ちゃんで、海水の温度の変化で餌の確保が困難になっていることが原因とされている。 事件の目撃情報はホットライン800・853・1964まで。
↧