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Channel: Rafu Shimpo
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色鮮やかな蘭並ぶ:気候変化乗り越え、美しさ健在

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 ガーデナ・シンビジウム・クラブ(ギャリー・ケンネル会長、会員約150人)は2月28日と3月1日の2日間にわたり、「シンビジウム(蘭)展および即売会」をガーデナのケン中岡会館で催した。連日朝から多くの人が訪れ、会場いっぱいに広がる香りを楽しみながら、色鮮やかな蘭を堪能した。  今年で28回目を数える展示会では、会員が手塩にかけて育てた美しい蘭を堪能できるだけでなく、その一部が購入できるとあり、例年千人以上が訪れる人気イベントとなっている。  ケンネル会長によると、去年から今年にかけて寒暖の差が激しく、通年で温暖な気候を好む蘭にとっては非常に難しい年だったといい、「20年来の不作」という。このため、展示会への出展および即売会に出品された蘭の数は例年を大幅に下回ったが、南加での蘭の人気は高く、多くの人が会場を訪れた。  展示会に出展された作品は、カテゴリーごとに賞が与えられる。この日オープンクラスで一等を受賞したベトナム系のバン・ンゴさんは、蘭の美しさに魅了されて20年になる。オレンジ郡の自宅では千鉢近い蘭を育てており、この日賞を受賞した蘭は愛情を込め10年間かけて育てたもの。その鮮やかな黄色は多くの人の目を惹きつけ、来客者から「購入したい」と何度も声をかけられたというが、「値段は付けられない」と、「わが子」を愛おしそうに眺めた。  イベントでは両日、ケンネル会長によるシンビジウムの株分け、植え替えの実演も行われ、熱心にメモを取る参加者の姿もあった。  同クラブは1985年、日系庭園業者によって設立。現在は非日系会員も多く、6、7、8月を除いた毎月第3火曜日午後7時から9時まで、ケン中岡会館で会合を持っている。詳細はケンネル会長まで、電話562・242・6724。 【中村良子、写真も】

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