ロサンゼルス市選挙管理委員会は、任期満了に伴い3月3日に実施する市議選など各予備指名選挙について、日本や中国、韓国、タイ系など少数民族のメディアを集めた記者会見をダウタウンの同事務所で開いた。ホリー・ウォルコット書記が、英語をはじめ、日本語を含む12カ国語のサポート体制を持つことを説明し「ロサンゼルス市の未来のための重要な一票を投票してほしい」と呼びかけた。 市議の予備選は、偶数の選挙区(2、4、6、8、10、12、14)が改選され、過半数よりも1票多く得票数がなければ、本選挙(5月19日)が行われる。また、奇数の統一学校区(1、3、5、7)の教育委員会の役員と、奇数のコミュニティーカレッジ区(1、3、5、7)の評議会役員の選挙がそれぞれ行われる。選挙日当日の投票時間は、午前7時から午後8時まで。 候補者選びの投票に加え、1度限りの憲章修正を行う2法案に対し、賛成または反対を問う。憲章1は市の予備選挙日と総選挙日、憲章2は統一学校区の教育委員会の予備選挙日で、いずれも2020年から偶数年の6月と11月に変更して、連邦選挙と州選挙と同時に行うようにする。両案ともに、15年と17年の当選者の任期を5年6カ月に定める。 選管の担当者は、投票方法の実演をして、いたって簡単であることを強調した。各選挙の投票はページで分かれており、インクマーカー式の投票用紙を記録器に挿入して、投票したい記名候補者をマークする。すべてマークし終われば、投票用紙を読み取り機に入れ、間違いがなければ、レシートを受け取る。視覚障害者のためには、12カ国語の音声ガイドによる投票も行うことができる。 日本語の投票ガイドは、リトルトーキョー・サービスセンター(LTSC)が支援する。LA市選管はまた、日本語を含む多言語サービスを行っており係員(電話800・994・8683)が対応する。キャンペーンをフェイスブックやツイッター、ユーチューブで広報している。詳細は、ウエブサイト― cityclerk.lacity.org/election 【永田潤、写真も】
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