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Channel: Rafu Shimpo
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南加日系婦人会:111年目の一歩を祝う

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 昨年創立110周年を迎えた南加日系婦人会(猪瀬加代子会長、会員85人)は7日、恒例の新年親睦会を小東京のホテルで催した。会場に集まった日系諸団体の代表および会員は、111年目の記念すべき一歩を祝福、会員は、日系社会の繁栄を願い過去110年以上にわたり継続してきた社会奉仕を今後も続けていくことで結束した。  あいさつに立った猪瀬会長は、昨年多くの関係者に見守られる中、無事に創立110周年を迎えられたことに感謝し、あらためて参加者らに礼を述べた。111年目となる今年も、日系社会に貢献した女性を表彰する「ウーマン・オブ・ザ・イヤー」の祝賀会を日系市民協会(JACL)と共催するとともに、エバーグリーン墓地での慰霊祭、二世週祭での資金集め、敬老ナーシングホーム支援、南加日系商工会議所の活動支援などを続けていくと強調。「私のゴールは、(社会福祉、日米友好親善、日本文化の普及などといった)同会の目的を女性会員の皆さんと継続していくこと」と力強く述べ、あらためて結束を固めた。  同会とは長年にわたる協力関係にある日商の青木義男会頭は、「今のわれわれがあるのは、婦人会の皆さまのおかげ」ときっぱり。女性ならではの気配りに最大の敬意を表し、感謝した。  さらに堀之内サビーン名誉会長は、会員が日本文化を次の世代に伝えていく活動をボランティアで続けていることに触れ、「このようなご努力にいつも感謝しております」と述べ、「今年は111周年になります。1、1、1は、始まりの、始まりの、始まりの数字です。本年が、南加日系婦人会にとって素敵な始まりになりますようにお祈りいたします」と流ちょうな日本語であいさつした。  続いて南加県人会協議会の小林正三会長の乾杯で昼食となり、食後は役員紹介を経て、講談師半田半太氏による講談「南部坂雪の別れ」が披露された。会場は、物語の内容はもちろんのこと、半田氏の独特なリズムに乗った話口調に引き込まれ、楽しい午後のひとときを過ごした。 【中村良子、写真も】

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