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Channel: Rafu Shimpo
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南加三重県人会ピクニック:4世代そろい親睦深める

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 南加三重県人会(太田勉会長、会員約120家族)は24日、ブエナパークの公園で恒例のサマーピクニックを催した。青空の下、集まった来賓や会員はバーベキュー、エンターテインメント、ミニ運動会を堪能し、世代を超えた交流を満喫した。  今年で4期目となる太田会長はあいさつの中で、日本で熱い戦いが繰り広げられていた高校野球の話題に触れ、59年ぶりに決勝進出を果たした故郷、三重高校の活躍を称賛。アメリカ時間でこの日の夜に決勝戦が予定されていたとあり、会場からは応援の大きな拍手が送られた。  接戦が繰り広げられた試合だったが、結果は残念ながら3―4で準優勝。試合後、太田会長は興奮さめやらぬ様子で、「挑みがいのある相手に対して先行点を挙げ、しかも逆転に継ぐ逆転という好勝負を展開したことは、私たち三重県民ならずとも、多くの高校野球ファンを魅了したのではないでしょうか」と感想を述べ、「日本人の持つ本来の『大和魂』を再認識させられた」と、ナインの活躍をロサンゼルスからねぎらった。  ピクニックでは、今年も鈴木英敬・三重県知事からのメッセージが代読され、その中で知事は、「アメリカ国内における三重県ならびに三重県民のイメージを高め、また、これが三重県とアメリカを結ぶ懸け橋の役割を果たしていることに、あらためて敬意を表します」と述べるとともに、次世代を担う子どもたちの国境を越えた交流実現を望んでいるとした。  太田会長は昨年、ブラジル・サンパウロで行われた「ブラジル三重県人移住100周年」「ブラジル三重県人文化援護協会(県人会に相当)創立70周年」「三重県・サンパウロ州姉妹都市提携40周年」をそれぞれ記念した式典に南加三重県人会を代表して参加。その際、ブラジルと南加の三重県人会で子ども同士の交流プログラムを実施しようとの話が持ち上がっており、現在もその実現に向け、互いに話し合いを続けているという。  ピクニック会場では、会員らが準備をしたバーベキューに加え、三重県津市に本社を置く「井村屋グループ株式会社」の現地法人「井村屋USA」からアイスクリームと小豆が振る舞われた。  エンターテインメントには、日本人フラメンコダンサーのミカエラ・カイさんらによるフラメンコが披露され、その情熱的で華麗なダンスに会場は魅了。最後は、4世代全員が参加できるミニ運動会で盛り上がり、楽しい夏のひとときを過ごした。【中村良子、写真も】

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